口頭ではLos Angelsをロサンゼルスと言っていることの方が多い、この都市ですが、観光前のお土産話にこの地名のワケをお話します。ちょっと知識の1つに加えてくださいね。
Los Angelsの地名の由来
世界にはいろいろな国があるけれど、その中でも一番多くの天使達が住む街はどこでしょう?
というクイズがあったとしたら…
って、言えば、もうだいぶバレバレですが、ロス・アンゼルスの中の、アンゼルスがだいぶ怪しくなってきてるでしょう。
アメリカ英語なのに、なぜか Los Angeles と、スペイン語風です。それもカリフォルニア州の有名な地域だというのに。
少しずつ解明していきましょう。
歴史的なことから入ると、
今から約240.50年ほど前、スペイン人が、今のロサンゼルス市のダウンタウンに小さな村を建設した。
しかし、地名としては、その前にこの地に先に踏み込んでいたポルトラという男性がこの地を、
聖母マリア様にあやかって、天使たちの女王という名前をつけていた。
実際はこんな長い感じです↓ うっ、ながっ。
El Pueblo de Nuestra Senora la Reina de Los Angeles del Rio de Porciuncula
Porciuncula河の天使たちの女王さまでおられる私達のセニョーラ(貴婦人)のマリアさま
※最後の「Rio de ○○」は、今度のオリンピック用に覚えてください。
リオ・デ・ジャネイロ このリオがRio、河という意味です。
ジャネイロの河、ジャネイロは、Januaryに似てるでしょ?
1月という意味なので、リオデジャネイロは、1月の河という意味の地名ですよ~。
その天使たちという部分がスペイン語のまま残って、エンジェルズとなり、
Los Angeles となるわけです。
この地域は、もともとがメキシコ領であったことから、スペイン語の地名も多い。(サンディエゴ・サンノゼなど)
そして、ヒスパニア系だったうえに、メキシコからの移民が多く流れてきて、
今では全人口の45%以上がヒスパニックやラテン系。
今も40%以上ずつ、スペイン語と英語を話す人が同数のため、
アメリカ一のスペイン語人口を抱え、ヒスパニック(Hispanic)文化の中心地でもある。
※ヒスパニア系
ローマ人がイベリア半島を属州とした時、ヒスパニアと呼んだ。
語源は、ラテン語のHispanicusで、イベリア半島地域のHispaniaから派生したもの。
このラテン語に由来してスペインをイスパニアやエスパニアとも呼ぶ。
(Hを発音しないため)
今はざっくりメキシコ・キューバ・プエルトリコなどのラテンアメリカ出身の人達を指し、ラテンアメリカ人ともいう。
ロサンゼルスの英語では何と発音するの?
さあ、だいたい姿が見えてきましたね。
Los Angeles (スペイン語)
英語にすると↓
The Angeles
天使たちの街のようになってきましたね~。
日本語のロサンゼルスの中には、どこにもエンジェルは見当たりません。涙。
私はこれを知る前、サンサンと太陽が降り注ぐ街という地名だと本気で思ってましたから。笑。
英語では、LAで、発音としては、[elˈei] エレイ、日本では、ロス(Los)が用いられている。
これ、日本ではロスアンゼルスの頭をそのまま取った感じだが、
英語やスペイン語だと単にTheやLosという冠詞の意味だから、ザとかロスとか言うもの変でしょ。
さぁ、これでお友達に語れるほどになったことと思いま~す。そう願いたいです。
では、Adios Amigo (アディオス アミーゴ:またね おともだち)♪
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