アメリカやイギリス等で目にする°F(華氏)は、
日本で使い慣れている℃(摂氏)とだいぶ差があってわかりくい。
摂氏と華氏の違いや英語表記、実際に使われている国を上げてみる。
また、簡単に分かる計算方法や摂氏と華氏の温度計についても触れてみたい。
摂氏と華氏の簡単変換早見表(PDF・Excel表 DL・印刷可)は、次のブログに記載。
摂氏華氏とは
摂氏 ℃ Celsius(セルシウス)
華氏 °F Fahrenheit(ファーレンハイト)
華氏(°F)は、水が凍るときが32度、沸騰するときが212度である。
その差180度を100で割って1度としている。
数式で表すと、
°F = 1.8×℃ +32
℃ = 5/9×(°F-32)
ただ、これでは、計算する気にもならないし、
わかりにくいのでざっくり計算法を書いてみます。
華氏(°F)のざっくり計算
℃= (°F - 30) ÷ 2
ex)50°Fの場合,
- 50-30 30を引く
- 20÷2 2で割る
- 10 ℃をつける。
こうすると、たまたまピッタリ正確ですが、10℃になる。
ex) 30°F →0℃ (正確には-1.11℃)
70°F →20℃ (正確には21.11℃)
こんな誤差だったら、感覚としてわかるにはちょうどいいですね。
※アメリカでは、Celsiusではなく、“Centigrade”(「百分度」の意)と表現したりする。
英国でも、以前は、Centigradeが使われていたが、今はセルシウスと呼ぶようになっている。
温度の読み方
ex.)32°F 日本語では、「カ氏32度」
英語では、32 degrees Fahrenheit
(または 32 deg F)
ファーレンハイトとは、 考案者のガブリエル・ファーレンハイトにちなむ。
セルシウスも、考案者アンデルス・セルシウスからきている。
どちらも人名だったようだ。
℃(摂氏)と°F(華氏)の大まかな感覚をとらえるのに
わかりやすいかなと思い表にしてみた。
温度の単位の比較
℃ | °F | ケルビン | |
絶対零度 | -273.15 | -459.67 | 0 |
水の融点(凍る前) | 0 | 32 | 273.15 |
地球表面の平均気温 | 15 | 59 | 288 |
人間の平均体温 | 36.8 | 98.24 | 309.95 |
水の沸点(沸騰) | 100 | 212 | 373.15 |
0℃→32°F 100℃→212°F
人間の体温をざっくり書くと、
37℃ → 100°F
これは、人の体温がだいたい100°F弱と覚えておけば、
自分の体温を基準に想像しやすくなりますね。
ちょうど、その記載がウィキペディアにあったので、引用します。
ファーレンハイト度の支持者は、これはファーレンハイト度が利用者にとって親しみやすいからだと主張している。地球上の居住可能地域の大部分で気温変化は0 °Fから100 °Fの範囲に収まる。
- 〜10度台 – 厚い霜が降りる。即座に凍え死ぬ寒さ。
- 20度台 – 薄い霜が降りる。
- 30度台 – 寒い。氷点に近い。極寒。
- 40度台 – 寒い。厚い衣服が必要。
- 50度台 – 涼しい。適度な厚さの衣服で十分。運動には適温。
- 60度台 – 暖かい。薄手の衣服が必要。
- 70度台 – 適度に暑い。夏服が必要。
- 80度台 – 暑いが耐えられる。少なめの衣服。猛烈な暑気。
- 90度台 – とても暑い。過熱に対する予防措置が必要。
- 100度台〜 – 危険なほど暑い。生存には危険な酷暑。
またファーレンハイト度での人間の平熱が98.6度であることはよく知られていて、体温がカ氏100度以上になると治療が必要とされるなど、ファーレンハイト度は生活感覚に直結した温度目盛であると主張している。
°F(華氏)に馴染みがないだけで、100°Fが危険信号、
50-60°Fがちょうど過ごしやすい温度というのは、
生活に馴染んでいますね~♪
慣れてしまえば、意外とこちらの方が
使いやすかったりするかもしれません。
華氏°Fは、今どこで使われているの?
主にアメリカやジャマイカでは、様々な分野で使われ続けている。
イギリスは、低い温度は℃で表されるものの、
日常的に使われる温度は、°Fである。
カナダの天気予報や報道機関、日常は、℃が使われているが、
キッチンオーブンやエアコン等家電製品は、
アメリカ産を使うため、°Fで常時されている。
最近は、デジタル表示が増え、℃と°Fの切換が簡単にできるようだ。
ニュージーランドやオーストラリアは、℃への移行が済んでいる。
(以上、ウィキペディアによる)
一番簡単に摂氏と華氏がわかる方法
これはもう、
華氏と摂氏両方の表示がある温度計を見ることにつきます。笑。
この温度計を長いこと探していました。
東急ハンズで見かけたものは、
確かデザインがあまり好みでなかったか
高かった(←たぶんこっち)ので購入を諦めてました。
ある時、100均の巨大店舗で、念願の温度計を発見!
(ビルごと全フロアーに商品があるほどの大きさ)
しかも、3.4種類もあったので、非常に嬉しかったです。
右の方の画像を印刷して
そのまま、簡単早見温度計にしても?!
【簡単】セッシとカシの早見変換表
もう一つの簡単な方法として、
まるごと℃→°F、°F→℃の変換表をつくり
閲覧も、ダウンロード・印刷可能にしました。
こちらをご覧ください。
(ひとりごと)
数字を入力すれば、℃→°Fに自動変換するものを作ったのだが、
こちらに上手く反映してくれなくて、非常にくやしい…。
解決次第反映させたいけど、いつになるやら… … …
コメントを残す