Stature of liberty
ニューヨークのシンボルで世界遺産、自由の女神。
ニューヨークに行ったら、意外と行きそうで行かない人も多くてもったいない。
この自由の女神、実はクラウン(王冠)まで登れて、ちょっとした展望台になっている。フェリーでの自由の女神の行き方、そこで起きたハプニング経験を書きます。
自由の女神の英語と読み方
Statue of Liberty
Statueは、像という意味で、
読み方は、(スタチュー オブ リバティー)
正式名称は、
世界を照らす自由 Liberty Enlightening the World
自由の女神の大きさ
自由の女神自身(頭まで)33.86m
自由の女神自身(トーチまで)40.05m
台座の高さ47m
合計:93m
重さ:225トン
もともとは銅製だが、緑青(ろくしょう)のため、緑色。
銅製っていうことは、10円玉色だったわけで、その色の自由の女神が想像つかな~い。
10円玉の新品は、ピカピカしているけど、こちらも届いて組立後すぐには、ピカピカまばゆかったのだろうか…。う~ん、ピカピカだったら、それはそれでカッコ良かったかもしれない。
ニューヨーク 自由の女神の地図
まずはグーグルマップで場所を確認しよう。
次にニューヨーク、マンハッタン島から見てみると
マンハッタン島の南端バッテリーパークから
自由の女神のあるリバティ島をめざそう。
エリス島とはどんなとこ?
ここにはアメリカ合衆国移民局が置かれていた。
ヨーロッパからの移民は必ずこの島を通らないと入国できなかった。
アメリカ国民の約40%の祖先が入国したと言われている。
「ゴッドファーザー PART II 」では、
イタリアから移民する幼きヴィトーが、間違って出身地名を姓にされたり、
X-manのクライマックスシーンなど映画でも見かけることがある。
エリス島は、小一時間もあれば見学できるので、興味があれば是非。
ニューヨーク 自由の女神のフェリーと展望台の予約
フェリーは、バッテリーパークでチケットを買えるが、
自由の女神の中のから行けるクラウン(展望台)は、ネットで事前予約が必要。
9.11同時多発テロ以降しばらく閉鎖されていたが、8年ぶりに再オープンして以来、規制がかかり、1時間30人で一日240人まで。多い時は、なかなかチケットが取れないので、3ヶ月先の予約が推奨されている。(場合・運によっては、すぐ取れることもあるらしい。)
チケットの購入
スタチュークルーズLLCの公式サイトから。
http://www.statuecruises.com/
数か国語の翻訳と日本語もある。
フェリーは、だいたい1時間に2回ほど出て、リバティ島からエリス島の流れで運行している。
詳細は 同公式サイトの左から2番めのタブ フェリースケジュール で確認してね。
フェリー・チケット料金
現在、フェリー往復とクラウン(王冠:頂上展望台)までで
大人21$
ちなみにReserve+(台座)までと比べて3$しか変わらない。
3ヶ月先って、まあ、到着後の3.4日後を予約すれば良いかもしれないけど、天候なんて選べないから、大変だよね~。ネット予約の場合、バッテリーパーク内のチケットブースで予約の印刷紙でチケットに変えてくれる。
ニューヨーク 自由の女神の行き方
- 地下鉄 4.5線のBowling Green駅
1番線South Ferry Station
※1-5両目までしか開かない。6両目から後には乗るべからず。 - マンハッタン島の南端バッテリーパークからフェリーに乗る。
※フェリー最上階が見晴らしがよい。また、進行方向右手先端を確保せよ。笑。
女神様は、リバティ島におられる。※バッテリーパーク公園内の「STATUE CRUISES」と書いてある船に乗る。
間違って、地下鉄1番船の前にある「Staten Island Ferry Whitehall Terminal」に乗るとスタテン島に行く。かれこれ1時間のロスになるよ~。
自由の女神に登る
自由の女神の途中までは、
エレベータで楽なのだが、それ以降は、徒歩となる。
まず、[153steps]という階段がある。
これは、台座展望台まで。
それから、地獄の螺旋階段101stepsが続く。
狭いし、下から人もどんどん続くのでちょっと休みにくい。体力勝負だ。
“Statue of Liberty interior” by Daniel Schwen – 作品. Licensed under CC 表示-継承 4.0 via ウィキメディア・コモンズ.
全部で354段。
せっかくなんで365段にしてほしい…と変な意地になったりして。笑。
そして、クラウンはこんな↓とこ。
[頭部展望台から手を振る元ファーストレディのナンシー・レーガン夫人]
“Nancy Reagan reopens Statue of Liberty 1986” by White House Photographic Office – http://www.reagan.utexas.edu/archives/photographs/large/c35943-10.jpg. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.
自由の女神で起きた☆ハプニング☆
私が行ったのは、もう大昔になるけど、面白い体験をしたので今でも鮮明に覚えている。当時、ガイドブックにも自由の女神の中を登れて展望台になっていることが書いてなかった。
何やら、人が並んでいるので聞いてみたら、中を登れる展望台があるらしい。
それではと、早速中に入ってみる。
はじめはエレベーターだったので、楽チンと思いきや、すぐに降ろされる。
階段が途中で切れたので少しホッとする。
が、間もなく、上を見ると螺旋階段が延々続く。
はあ~、マジ? 登るのここ?ってブツブツ言いながら登り始めた。
なんか螺旋階段が終わりそうな雰囲気で、上の方に日差しが見える気がする。
「わぁ~、もう少し\(-o-)/」
その時、アナウンスが流れた。
「○△‘д‘⊂彡☆■◇○××♪
○□◇…´・ω・`■◇」
なんと言っているかサッパリわからない。(英語じゃべれずに来て1ヶ月半位目)
しばらく、すると「…summer time…」とかろうじて聞こえた。
SUMMER TIMEがどうしたよ!
………
もしかして、もしかしてもしかして。
その日は、ちょうどサマータイム変更日。
上の人が下ってきだした。
ちょっと待った。あと10m程。あと10mも登れば、
このフゥフゥ登ってきた努力が報われるというもの。
なんたって目指しているのは、王冠(クラウン)、ここは、まだのど仏辺りだろう。
ちょっと前の人が、ガイドマンと交渉していた。
答えは、NO。NOと言ったらNOって言ってる雰囲気。
はい、
1年に一度しかないサマータイムの変更日に
あろうことかまさにその時差の1時間のために
自由の女神が1時間早く閉鎖される。
そのハザマ、わずか5分位と思う。
そこにブチ当たってしまったのだ!
おかげで、クラウンからの展望は望めず、
きっとまたおいでって言うことだよねって、自分を慰めた。
クラウンがのど仏で終わるとは、
貴重なサマータイム経験だった!
自由の女神のクルーズ(おまけ)
滞在中しばらくして、 ベン・E・キングの”Stand by me”を聴く
マンハッタンクルーズというイブニングツアーがあった。
行かない理由がありません(^^
- 歌手本人のスタンバイミー(ロングバージョン)で歌を堪能し、
窓の外には自由の女神。 - ちょうど日没で夜景前の夕暮れの様子をじわっと味わう。
お昼は、真っ青なブルーの空の中に緑の像が、
夕方は、夕焼けオレンジに染まる中に黒くシルエットを創りだす、まだぜんぜん違う景色。 - 夜のネオンがキレイなマンハッタン島を船から眺めるのも格別で
素晴らしいディナークルーズでした。
付き合っているかどうか微妙なカップルは、きっとこれを体験したら結ばれないはずないくらい。すごく後押ししてくれると思う。う~ん、ひとりで行くにはもったいなかったなぁ。
まとめ
- 自由の女神クラウンに登るには、3ヶ月ほど前からネット予約をするべし。
- 螺旋階段に息切れしないために、前日はよく寝て体力補給。
- 朝9時前にはチケットブースに並び、早めのフェリーに乗ろう。
- 十分満喫したら、隣の島のエリス島にもチラ寄り。
- マンハッタン島にもどって、体を休めながらおいしい食事をとる。
※貸し出しされる日本語オーディオは、評判が良い。
ニューヨークを訪れたら、是非1日は、リバティ島に足を運んで女神と暮らす1日を予定に入れてみては。
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