ブラジルの首都はリオデジャネイロでもサンパウロでもない?

2016年、夏季オリンピックがリオ・デ・ジャネイロで
開催され、主催国ブラジルにも興味を持つ人が多くなってきている。
ところで、ブラジルの首都を改めて聞かれると、そりゃリオでしょ?
いやいや、サンパウロじゃ?

ブラジリア

 

少なくとも、私は旅するまでサンパウロだと思ってた。
リオはカーニバルがあるから、いかにも観光地っぽい
という消去的な理由からだったけど。

 

さて、ブラジルの首都は、ブラジリアが正解。
英語で書くと”Brasilia”。
首都を考えるときに、わざわざ新しく考案されたような名前にも感じる。

ぜんぜん馴染みのない地域名。
いったいそれはどこだろう。

 

ブラジルの首都、ブラジリアの地図

ブラジリアの位置を地図で確認しよう。


アマゾン地図

ブラジリアは、ブラジルのど真ん中とはいえないけど、
かなり中央寄りに首都が遷都されたことがうかがえる。

これによって、アマゾンのような北の方の山間部も
中心部に近くなり、全体が見渡しやすくなったのでは
ないだろうか。

ちなみにブラジリアは、標高1100mの高原地帯で、人口は250万。

ブラジル国としては、世界5位の大きさで、
日本の約22.5倍もある。

 

世界遺産としての未来都市ブラジリア

「50年の進歩を5年間で」のスローガンのもと、
わずか4年弱で新首都ブラジリアが建設された。

1987年には、その挑戦と都市全体という大規模な建築で、
40年も経っていない若い都市がユネスコ世界遺産に登録。

普通、世界遺産は、歴史的に価値のあるものが基準なので、
賛否両論あったけど、類を見ない稀な登録となった。

これ、建物だけがスゴイのではない! 
この地域↓がブラジリアだが、土地自体が飛行機の形を
している。
周りの湖まで湿度を保つために造られた人工物だという。 

いやはや、世界遺産に登録されるだけのことはありそうだ。

ブラジリア飛行機型

ブラジリア空港について、まず驚かされるのが、
近代的な芸術性の高いデザインの設備や建物。

 

ここは、私、アマゾンへ行くための乗り継ぎに過ぎなかった。

通販のAmazonが、世界一広い面積を誇るアマゾン川にあやかり、
“幅広い商品を取り扱っている”という意味として名づけたと言われる。

日々、本から日用雑貨まで、クリック一つで
自宅に届けてくれる画期的なシステムの本社が
ここだと言われたら納得できたかもしれない。

 

もう一度言う。

私の行く先は、世界で一番山林の密集地帯、
本物のアマゾン。

 

近未来都市ブラジリアド・ジャングル アマゾンの対比が凄すぎる!

 

 

(おまけ)「私は、アマゾネスよ!」 が衝撃過ぎて。

このアマゾン行きの機内で、隣の女性に話しかけると、
アマゾン出身の人らしく、

「アイム アマゾネス」とさらっと言ってのけた。
(おぉ~、 ア、アマゾネス!)

普通に「I’m Japanese」と言うのと本来変わらない。

見た目も、同じような普通の女性。

しかし、一旦アマゾンの密林に入れば、
もしかしたら、こんな感じ↓に変身するのでは
ないだろうかと、つい想像してしまうのである。

 

アマゾンの首都ブラジリアブラジルのブラジリア

 

 

 

 

 

 

 

 

勇敢な魔女的な、魅惑的な響きの「アマゾネス」

 

ブラジリア空港で「札幌」行きのフライトが?

ブラジリアでアマゾン行きのフライトを待っていたときのこと、
「○○○○、サッポロ。サッポロ。」

「サッポロ」って、まさか札幌に行くの?
イヤイヤ、日本への直行便さえないのに、
私は今どこにいるのだろうと一瞬不安にさせる。

よくよく耳を研ぎ澄ます。
「サッ ポロ。サッ ポロ。」

「サッポウロ。サッポウロ。」

あ~、なるほど!
サンパウロ → サッポウロ → サッ ポロ 
→サッポロ → 札幌

と聞こえていたわけだ~。

このブラジリア、都合3回ほど通りかかったが、
何度聞いても「札幌」と聞こえて、しばし日本のような
錯覚を起こしてしまうのであった。

ブラジルの時差

ブラジリアの博物館

 

ブラジル国内を効率よく回るには

ブラジリアが中央にあることで、飛行機は
ブラジリアから国内への ハブ空港にもなっている。

ブラジリアの時差

 

行きたい箇所が画像のように飛んでいるときは、
A→Bのようにいきたい気持ちはあるが、
あまり便が多くなかったし、単独で購入すると割高になる。

 

そこで、ブラジリアを起点に周遊券を使って移動することも
検討すると良い。

ちなみに、費用は、
1フライト1万円、5フライト5万円くらいの周遊券として
販売されていると思う。

アメリカや南アでも周遊券を利用したことがある。
治安が悪い地域や、移動に丸1日以上かかりそうなときは
こんな手もお見がしなく。

 

 

ブラジルの首都がリオ・デ・ジャネイロから遷都した理由

歴史的に1960年までは、リオ・デ・ジャネイロが首都
だったので、勘違いされてもおかしくない。

  • リオのような海岸だと戦争になると攻められやすい。
  • リオはポルトガル色が強い多いので、
    新しいブラジルとしての国を目指す。
  • 主要都市が海岸部にあり、内陸部の格差を縮めバランスととる。
    (海岸部は、北から古くからの都市サルバドル
    商業・経済のさかんなサンパウロ、観光地リオなど)

などと言われている。

コルコバードのキリスト像

 

 

ブラジルの時差は? 日本時間から考えると。

ブラジリアやリオは、
日本よりちょうど12時間遅れている。
午前と午後を入れ替えればいいので計算が楽だ。

サマータイム
サンパウロ、リオ、ブラジリアは採用
10月第3日曜00:00~2月第3日曜00:00

 

あまり行く人はいないと思うけど、
アマゾン(マナウス)は、-13時間

 

 

ブラジルの通貨は? 今の為替レートは?

単位は、レアル(BRL)でR$と書く。
1レアル=100センターボ

1レアル=35.3円位 (現在 2015.8.8)

 

 

ブラジルの言語は?

ずばり、ポルトガル語。

ワールドカップもあったし、オリンピックもあるので、
ホテルや主要観光地では、多少は英語に力をいれているのではないだろうか。

 

私は、随分前に北西のアマゾン(マナウス)、
北のベレン、東のサルバドル、リオや南西のイグアスの滝を訪れた。

安い宿でも何とか英語で通せた。
宿は基本的に1泊いくら、チェックイン・アウトの時間、
朝食はつくかどうかなどの確認なので、
最悪筆談(数字)でどうにかなる。

 

北のベレンは、牧場体験をした。英語は全く通じなかったが、
やさしくおもてなしいただいて、今でも忘れない。

 

奥様が夕食を作る際、肉が食べれるかを確認してくれていたのだが、
やっとそれとわかるのに10分ほどかかった。
が、通じるまでのジェスチャーもまた楽しい。

サービスの1つにバッファロー(水牛)に乗るというのがあった。
その辺り全部が自分の土地なのか、かなり広い。
優に、遠慮しても1時間はのせてくれる。

後で、旅日記を見たら、皆バッファローから降りたくても
降りれなくて、おしりが真っ赤になって痛いと書いてあった。
う~ん、まさか1時間も乗るなんて思わないし、
親切心をお断りするのも申し訳なかったのだろう。

が、やっぱり降りたいという言葉が通じなかったみたい。
日本人は日本語で書いてある旅日記を事前に見せてもらって、
危うく難を逃れた。

 

一般的には英語は通じないくらいの覚悟で
簡単なポルトガル語の本なりスマホアプリなり、
お持ち下さい。

数字の1(one)が通じなくてビックリするから。笑。

 

いつもになく、イエ、いつものように
話がトビトビのところを最後まで読んでいただき
ありがとうございます♪

 

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