ツタンカーメン カイロ博物館

エジプトと言えば、ギザのピラミッド。
ピラミッドだけでなく、見どころの多い国だが、
ピラミッドの次に印象に残った所が、カイロ博物館だった。

世界では素晴らしい美術館も博物館も
あるが、ここカイロ博物館は、特別だ。

エジプト カイロ博物館

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ここ、エジプト考古学博物館は、
世界3大美術館に匹敵するほど
素晴らしい。

世界で有名な博物館というと
イギリスの大英博物館、
台湾、台北の故宮博物館、

私的には、カイロ博物館を入れて
世界3大博物館。

 

博物館と美術館を一緒にして
世界4大博物館と言われていたりもするが、
美術館と博物館は、ちと違う。

 

3.4回分の展示品が倉庫に眠ると
いわれている故宮博物館(台湾)より、

入場無料、太っ腹の大英博物館より、

私は、想像以上に充分見応えがあった。

 

インパクトのある好きな博物館世界
No.1と言い切る人もいるに違いない。
(私だけ? 笑)

ヨーロッパ系の有名なものは、何かしら
見聞きしているが、こちらのものは、
ここにこなければ見れないものが多い。

20万点にものぼるという量、大きい像、

そして王家の谷、ツタンカーメンなどのお墓から
持ち込まれた宝飾品や副葬品は
眼を見張るものが目白押し。

大エジプト博物館

古代、ローマ帝国の時代映画などに出てきそうなチャリオット。ここに指揮官をのせた馬が走り、時代が作られていったのだろうか。。。

 

ツタンカーメンの墓からは、
使った形跡のあるチャリオットが
6台も見つかっているという。

歴史の苦手な私でさえ、
想いを馳せてみる。笑。

 

エジプト、カイロ博物館でついやってしまったこと

ツタンカーメン黄金のマスク

 

エジプト、カイロ博物館の中の「ツタンカーメン 黄金のマスク

カイロ博物館で、知名度No1といえば、
やはりツタンカーメンの黄金のマスク。

これは、異彩を放ち、黄金のオーラが
漂うのか、遠くからでも、周りに
何か気になるものを感じる。

 

実は、これ大失敗をしちゃって。。。

海外では、美術館、博物館の
絵や彫刻、置物等、かなりのものが撮影可能☆

日本では考えられないこの待遇に
初めの頃は、恐る恐るシャッターを切る。

だいぶあちこちの美術館での撮影には抵抗が
なくなってきていた頃。

 

ちょうどこのツタンカーメンの
黄金のマスクが置かれていたところが

ちょっと暗かったか、
よりよく撮影したかったかは

今となっては記憶にない…

ツタンカーメンをここぞとばかり撮影
したのだ。フラッシュつけて。

5秒としない内に、
ガードマンが飛んできた。

え、ツタンカーメン撮っちゃダメ?

あんまりわかんないなりに

「No Flash! 」とだけは聞き取れて、

I’m very very sorry…
とひたすら謝った。

I never do it again,
Promiss!

と指きりげんまんはできなかったが。

今だったら、デジカメでピッと消せるようなことだが、
当時のネガフィルムではどうにもできない。

フィルムごと没収されるかと
ビビっていたが、なんとか免れた。

フラッシュを何度もたかれると
作品が痛む というのが理由だ。

“Flashes is prohibited.”

よく見ると、”フラッシュ厳禁”ステッカーが
貼ってある。

こうやって、旅をしながら
ちょっぴり冒険をしながら
たまに怒られながら、
英語を覚えていったのだった。。。

※今は、館内全面撮影禁止のようだ。
印刷していないフィルムが、より貴重に
なった! 

いつか、焼きまわしたらアップしなきゃ。

 

カイロ博物館でミイラにご対面

カイロ考古学博物館
ミイラではちょっとと思い、カノピックの画像。
ミイラを作る時に、遺体の内臓を納めたつぼ。
まあ、怖さはあまり変わんないか。。。

ツタンカーメン事件が終わった後、
今度は博物館に何やら気になる場所が。

黒幕がしてあり、その中に人が入っていく。

それとは思わず行ってみたらミイラ館。

黒幕の中は、薄暗くて、ぎりぎり気持ち
悪い手前の湿度感に保たれていた。

普通、ミイラといっても、1.2体でしょう?!

「あ?!」

何、この数。余裕で20~30体は、
横たわっている。

見学者が5.6人はいただろうか。
それでも、ひとりで雨の日の墓場に
取り残されたような、ヒンヤリとした怖さ。
(この手は、非常に苦手な私。)

(こ、こんにちは。恐れいります。
す、すみません。。。)

の声にならない言葉をかけつつ、
最後は、深く頭を下げて、その場を
後にした。

 

有名なばかりにこうやって末代まで
スポットを浴びなければならないなんて
本人は思いもしなかっただろうに。

いろいろ複雑な思いは、今でも続く。

 

エジプト考古学博物館/Egyptian Museum 2分50秒

 

カイロ博物館が人気の理由

 

カイロ博物館では、ツタンカーメンの
黄金マスク(22k)をはじめ、黄金の棺
(110kgあるものも)や王座、
その他の像などで、ゴールドに輝くものが多い。

 

見たことのない副葬品がいろいろあり、
アクセサリーなども目が離せない。

また、奇跡的に見つかったラムセス2世を含む
20-30体のミイラの保存状態の良さ。

 

1階奥の正面に堂々と佇む高さ7m程の
アメンヘテプ7世の像。

 

大きく3つのインパクトが強すぎで、
他に類をみない博物館、激しくおススメ。

 

大エジプト博物館が2015年8月に

久しぶりにカイロ博物館を探っていたら、
思わぬ情報をゲット。
(私が知らなかっただけだと思う。)

通称、カイロ博物館が、老朽化のため
ギザのピラミッド近くに大エジプト博物館
(The Grand Egyptian Museum、略称GEM)を建築中で、

2015年8月に完成する予定だとか。

え、もう来月のことじゃないですか!

ツタンカーメン「黄金のマスク」をはじめ、
10万点を収蔵予定。

これでは、半分も入りきれないので、
カイロ博物館はそのままで、
ピラミッド見学ついでの観光用に絞って、
美味しいとこどりの博物館が
誕生するのだろう。

エジプトは見どころが多いし、
カイロ博物館も行くとなると
内容が濃いので、半日~1日かかる。

結構、博物館の良さを知らずに
見過ごしてきた人は、今後少なくなるだろう。

 

ところで、総工費が約630億円中、
日本が円借款で約350億円も
供与してるって、一体どういうこと!

 

カイロ博物館 エジプト
最後はちょっと気分を変えて、
セシル・B・デミルの超大作『十戒』(1956)で
エジプトの王女を演じているアン・バクスター。
共演は、ユル・ブリンナー。

 

気が遠くなる古代、広大な土地、
スケール違いの世界。
果てしないなぁ~。

 

余談1.)
大きい美術館・博物館の有名な展示品が
よく出張していることがある。

大英博物館でカイロ展をやっているときは、カイロ博物館の一部が、
「こちらは、ただ今大英博物館に展示してます。」などの表示があったり、

本来は、カイロにあるべき像が、
◯◯美術館からお借りしてますなど、

追っかけているようであったり、
結局すれ違ったりのこともあった。笑。

ex.ヒエログリフで書かれたロゼッタストーンの本物が大英博物館にあり、
カイロ美術館のものはレプリカだったり。

日本へ出張のこともある。嘆くよねぇ。

 

余談2.)
YouTube動画をチェックしていたら、
ビックリするタイトルを見つけた~!

パピルス55001番に過激な描写が。。。
から、始まる。

これ初耳。知っていたら、もっと博物館、
違う味方になっただろうなぁ。笑。

22分48秒 古代エジプトのセックス1

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