ジカ熱とは?リオ・オリンピック開催でどうなる?

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来月には、いよいよブラジル、リオデジャネイロでオリンピックがはじまる。
ここで少し、ジカ熱について復習を兼ね、ご紹介します。

ゴルフの選手が出場を辞退したと聞いたときは、驚いたが、
半日以上を外でしかも自然多い中でプレイする選手にしたら命がけの何物でもない。五輪が最終目標の競技でもないのが幸いだろう。

さて、それでは基本的なところから始めます。

 

ジカ熱とは?

まず原因の感染症となるのは、ジカウイルス。

発熱や関節・筋肉の痛みなどがでて、
免疫力の低い人は死に至ることもある。

また、ブラジルでは妊婦が感染し、
小頭症児(※)が生まれる例が発生している。
それも約3割というから恐ろしい。

また、今のところ特効薬やワクチンはない。

※小頭症とは、頭蓋が異常に小さく、
知能や運動障害を伴うことが多い。

ジカ熱は日本では、今年2016年3月下旬段階では、
感染者が2人しかいなかったが、
増える外人観光客をはじめ、
8月以降はオリンピックからの帰国者も多く
日本にいるからといって安心はできない。

 

ジカ熱の蚊の種類は?

種類といっても今わかっているのは、
「ネッタイシマカ(熱帯縞蚊)」である。

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↑ネッタイシマカ (体がちょっと赤いですね…)

実は、一時的に沖縄や小笠原諸島などにも生息していた。
天草諸島で1944年に異常発生し、1952年までにはすべて駆逐された。
1970年以降は、天草での採取例はなく、以後は国内位で確認されていない。

ただ、1つ懸念されるのは、
現在日本に生息する、おなじみのやぶ蚊である。
これは、デング熱だけでなく、ジカ熱の媒介蚊になるとも言われている。

 

デング熱とジカ熱はどう違う?

まず、デング熱について

これは、デングウィルスが引き起こす感染症。
潜伏期間(2-15日)を経て発熱し、
頭痛、筋肉痛、発疹などの症状がでる。
突然の発熱が出るのが特徴だが、1週間程度で回復する。
まれに出血を伴う重症者現れ、死に至ることもある。

これは、日本でおなじみ、やぶ蚊と言われている「ヒトスジシマカ(一筋縞蚊)」によって感染する。
どういう経路かというと、ウィルスに感染した発症期の人が、
国内で蚊に刺され、その蚊がたまたま他者を吸血したときに
おこることがあります。

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↑ヒトスジシマカ (なるほど一筋の縞模様)

ただ、仮にそうなったとしても、その蚊は越冬できません。
卵は次の年に持ち越されますが、ウィルスが次の世代に伝わった報告は
まだ上がっていないので一過性の感染と考えられるようです。

蚊に刺されてすぐにデング熱というわけではないので
ご安心ください。

ジカ熱は、本人だけでなく、胎児の影響が出ているという点で恐ろしい。

残念ながら、どちらも特効薬、ワクチンはまだない。

 

感染症以前に蚊の対策として

感染症うんぬんの前に、フツーに蚊は避けたいですよね。

今は、蚊よけスプレーから、ブレスレット、携帯用マット、
いろんなものが発売されています。

これを機に近くの薬局等で、ご自身にピッタリのものを
探しておきましょう。

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ちなみにアマゾンでは、こんなにいろいろな蚊よけあります。

(蚊よけで検索をかけて、人気順に並んでいます。)

海外では、キンカン をお持ちください。
何に刺されたかわからない、ムヒ系が利かないとき
良く助けられました。

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